兄さんと僕

兄さんと僕　白泉社　西炯子



西さんの作品は私にとって当たり外れが大きいのですが、今回はハズレのほうかな…(;´･ω･)


舞台設定は面白いし（ちょっと朝ドラの『ちりとてちん』を思い出した）、キャラクターも西さんならではのゆかいな人が多いのですが、主人公が気に入らない(；´Д｀)
銀行に勤めてたことがあるなら、あれだけなにもできない無能描写ってのはなんだったんだ…韜晦？という感じで、うーん…

なにもできないわりには夢見がちで、親からも「就職しないんだったら出ていけ！」ぐらいいわれてたんだったら、それはそれで落語のキャラみたいでよかったんではないかなぁ（陳腐？


ショートストーリー構成なので、人物掘り下げるのは難しかったのかもしれない…のかな。
正しい？楽しみ方は、
無能な僕と有能な小学生の兄さん、それを取り巻く人たちとのひとコマをほのぼの眺めること
なんだろうなと思ったのですが、それならなおのこと銀行員設定はいらなかったなー。

夢見がちな人生にちょっと疲れて寄席に入り、師匠の噺に衝撃を受けてぐらいの方が好みでした。


自意識過剰な兄さんが育つと、STAYのサト君になるんだろうなと思えるのはおかしかった。
西さん、こういう男子書くの好きだよなあ…(*´Д｀*)



今回は、月刊西炯子（ペーパー）と4ヶ月連続帯（カイエダマンガ）のために買ったようなものﾃﾞｽﾈ；


先月の「恋と軍艦」は面白かったんだけど。

来月はナナカ様（未読）か～(;'∀')
あんまり評判よくないのでちょっと心配。

兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)

• 作者: 西炯子
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 2011/09/05
• メディア: コミック

○ タグ：Ringo comics