涙そうそう

昨日の夜、NHKBSで『涙そうそう』をやっていたので、何となく観てしまった…

初めて観たのですが…

妻夫木君はヘタレかっこいいし、まさみちゃんは純真かわいらしいし
二人が血のつながらない兄妹で
どこかでずっとその絆を超えて好きあってるというのもほほえましかったけど

涙そうそう スペシャル・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
• メディア: DVD

にーにーが死ぬの突然すぎじゃないですかね(# ﾟДﾟ)

死んだ人はいなくなるわけじゃない、残された人の中に生き続けるよ…
っていうメッセージを伝えたいなら、ここ適当に死なしてどうするよ
風邪こじらせて、心臓止まって、カオルの「にーにー!!!!」
見てるこっちはびっくりだよ

病死なら病死でもうちょっと伏線でさー、どこかで倒れるとかさ
母親と同じ病気で倒れるとかさ
もう少し闘病するとかさ
何とかならなかったのかと
こんななら、クリスマスの台風で部屋がめちゃくちゃになった後、カオルが電話でにーにーを
「助けて」って呼び出して、駆けつける途中でにーにーが事故で…
って方がまだ説得力があったような気がする(´・ω・`)



死は重い…

愛してた人が自分から突然切り離される痛み、慟哭、苦しみ、怒り、自失
この映画からは全然伝わってこない

まさみちゃんや平良さんの演技が悪いんじゃなくて、リアリティがなさすぎるというか
病院のシーンから、物語とみてる自分とが乖離しちゃって、呆然と話が進んでいくのを見ている感じ
そこまではにーにーとカオルの心情を丁寧に追っていただけに、
なんでここで突き放されるのか…というがっかり感も大きかったな



泣けるという評判の映画だったようですが
ラストはちょっと無理…


ふたりの血のつながらない、だからこそどうしても守りたい兄妹という絆、
そしてそれを越えて互いを求める葛藤
そこに心が揺すぶられたのに

のに…

どうしてこうなった…(´・ω・`)

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