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Monday February 24 2014 category:

こどもの本という回顧

いまだに冠婚葬祭で親戚に会うと、「あなたは本ばっかり読んでたね」とか「(私の)妹と遊んだ記憶はあるけど、りんごあめ(仮)とは遊んだ記憶がほとんどないよ」などと言われてしまいます。
とにかく家の中で本ばかり読んでいたらしい。
(本人としては外遊びも少しはしたと思っているのですが;汗)

本代は惜しまずにいてくれた父母のおかげで、家にはたくさんの絵本や児童書がありました。
(母の文学全集もあったのですが、これは高校生ぐらいになるまで読めませんでした)




(記憶にある中で)最初に買ってもらった本は、岩波、ポプラ、あかね、偕成、福音館などから50冊ほどの絵本や児童書。
ちいさいおうち、チロヌップのきつね、ジェインのもうふ、おおきなおいも、ふらいぱんじいさん、ロッタちゃんのひっこし、モチモチの木、きかんしゃ1414、おおきなきがほしい、あおいめのこねこ、大きい1年生と小さな2年生、こびとのピコ、おにたのぼうし、どろんこハリーとうみべのハリー、かもさんおとおり、うんがにおちたうし、よわいかみつよいかたち、かわ…まだまだ思い出せないくらいたくさんのタイトル。
そして大好きなももいろのきりん。
多分、幼稚園の入園時(年中さんでした)に買ってもらったんだと思います。
これらの本を何度も何度も読み返して、本当に幸せだった。
今思うと、小学校や幼稚園でおすすめされる「セット本」だったんじゃないかな?と思うのですが、今でもこういうセットはあるのかなあ。
うちの子が幼稚園でおすすめされたのは「こどものとも(復刻版)」や「おはなしチャイルド」でした。





妹たちが入園するときは、講談社のディズニー名作絵話を買ってもらってました。
でも妹は私ほど本好きじゃないので、この本もほとんど私ばかりが読んでいました(笑)
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小学校へ上がるときにはブリタニカの世界こども百科を買ってもらいました。
これがまたきれいな本で、何時間眺めていても飽きないのです。
この本で知った、「トウモロコシの粉で作ったトルティーヤ」を食べるのが長年の夢です(笑)
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確かLPレコードもついてきて、音楽や何かが収録されていたような…





小学校へ通うようになって、図書館から本を借りることを覚えました。
大学生になってひょっこり顔を出したら、長期休みも含めて毎日通っていたので覚えていてくださって、当時からいらっしゃる司書さんに名前を呼ばれてしまった(笑)

初めて図書館に一人で足を踏み入れた日を今でもわすれられません。
ちょっとかび臭いような古い本の匂いと、圧倒的な本の量。
タイトルも読めない(漢字が難しい)分厚い本や、カラフルな絵本が並んでいる児童コーナー。
(『子供向きの本』というくくりだったので、小学校高学年~中学生ぐらいが読む本もいっしょくたに並んでました)
中学校を卒業するまで、本当にお世話になりました。
ここではじめて出会った本は、チョコレート工場の秘密、おれがあいつであいつがおれで、ぽっぺん先生、11ぴきのねこ、ドリトル先生、アンネの日記、赤毛のアン、少女ポリアンナ、ケティ物語、銀のスケート靴、エラリー・クイーン、ポワロとメープル、エドガー・アラン・ポー、怪人20面相、星新一、筒井康隆…
名探偵ホームズと怪盗ルパン、風と共に去りぬ。

ホームズは怖かったですよ、表紙がこんな感じなんですもん。
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でもなぜかルパンは漫画っぽい。
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クイーンもこのシリーズだったなあ。






小学校高学年になるころに子供向け全集を買ってもらって、これがまたおもしろかった…
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80日間世界一周、白い牙、幼い天使、ガリバー旅行記、皇帝の密使なんかが好きでした。




そういえば、母の?子供向け全集(母の実家の倉にあった)をもらってきたこともありました。
こんなのです。
http://www.umi-neko.com/book/koudanshashounenshoujo/koudanshashounenshoujo.htm
この本ではじめて古事記を読んだのですが、国つくりあたりしか覚えませんでした(汗)
(大人になって再び読み返しました。今は青空文庫で読める時代…いい時代だなあ)

それから誕生日に買ってもらった本。
にんじん、シートン動物記、少年少女世界の名作から数冊。
君よ知るや南の国、家族ロビンソン(スイスのロビンソン)、ジャングルブック、そしてあしながおじさん。





今の私の3割ぐらいはこのころ読んだ本でできてるんじゃないかと思い返したりします。
これから死ぬまでに、もう一度読み返してみようかと思っています。



自分が「身近に本があったら本好きになった」タイプなので、家に本を転がしておけば(読み聞かせもしましたが)子供も本好きになるかと思っていたら…
そんなことはなかった不思議。
そういや、同じ家に育った妹はさほど本好きじゃなかったなあ。
タグ:Ringo こどもの本

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