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Monday April 14 2014 category:

歌う船

実家で見つけて、小躍りしながらもって帰ってきた本のうちの1冊です
アン・マキャフリー『歌う船』

歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

  • 作者: アン・マキャフリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1984/01/27
  • メディア: 文庫



彼女は重大な欠陥を持って生まれました
彼女の親は、娘の死か、彼女を”特殊な殻の中に収められ、神経を各種機械へ接続して生きる殻人(シェルピープル)”とするかの選択を迫られます
両親は彼女をシェルピープルとして生かす選択肢を選び、ヘルヴァと名付けられた子供は足のかわりにホイールを、腕のかわりに伸縮腕を扱って、すくすく育ちます
そして16歳になったヘルヴァは、宇宙船に収められ、接続され、船そのものとなったのです
飛びたいと思えば飛ぶことができ、曲がりたいと思うだけで曲がることのできる美しい船(宇宙船)にです


この本が書かれたのは1969年
今から45年も前
今読むと、言葉が古臭かったり、今の知識からすると「あれっ?」と思う個所もいくつかあります
それでもヘルヴァのまっすぐな心は私の心を捉えて離しません
「アン」や「ジュディ」、「ジョー」が今でも心の友と思う人なら、きっとヘルヴァも心の友になるはず
仕立てはSFでとっつきにくいかもしれませんが、機会があったらぜひ手に取ってみてください


というか、創元が重版してくれないことには手に取るも何もないんですけど…(´・ω・`)
ちなみに私が持ってるのはこっちのタイプです(背表紙が緑)
TheShipWhoSang.png
タグ:Ringo Books SF

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