好きな本3冊
無人島に3冊本を持っていってください…といわれたら、なにを選ぶかな。
(なんのひねりもない質問だ…)
うーんうーん。
まず1冊目は
・海と毒薬(遠藤周作)
続編の『悲しみの歌』も一緒に持っていきたいなぁ。(3冊じゃなくなってるし)
勝呂が悲しいですよ。
初読時は戸田が印象深かったのだけど、読み込むうちに勝呂のどうしようもなく人間くさいところに惹かれていくのです。
そういえば映画の『海と毒薬』も美しい作品だったな…
2冊目は
・恋人たちの森(森茉莉)
かな。
『甘い蜜の部屋』でもいいけど、なくしちゃった…
独特の美意識に惚れたですよ。
特に小物の使い方というか、表現が好き。
だらーっとした空気も好き。
だらーっというか、退廃的というほうがいいのかな?
けどやっぱ個人的にはだらーってほうがぴったりくる感じ。
そうだ、草間弥生の『マンハッタン自殺未遂常習犯』でもいいな。
これも草間独特の美意識が好き。
潔さが好きだ。
あるいは『ロリータ』(ナボコフ)でもいいかも。
ハンバートの執着が怖くて、悲しい。
ロリータ視点で読んだら…ものすごいトラウマ小説だな。
舌が口蓋を3歩進んで歯にあたる、だったかな、あのあたりのリズムがたまらなく好き。
あれだけで読む価値がある、個人的には。
『ロリータ』は新訳が出てたなぁ…読んでみたい(遅)
持っていくなら旧訳だけど。
3冊目は…なんにしよ。
漫画がいいんだけど、好きな漫画はたいてい長い…
短いもので、えーとえーと。
・銀の三角(萩尾望都)
にしようかな。
でも、これ読んだらきっと、ほかの萩尾作品が読みたくなって悶絶しそう。
読みたくなるリスト(予想)
『銀の三角』→『百億の昼と千億の夜』→『スター・レッド』→『A-A'』→『ポーの一族』→『トーマの心臓』→『精霊狩り』→『この娘うります!』→『ケーキケーキケーキ』→『11人いる!』→…書ききれない…→最初に戻る
昔はあまり好きじゃない作品もあったのだけど、今はどの作品も大好き。
全集を持っていきたいかも。(もう全然3冊じゃないし)
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